KDDIが「Rackspace Private Cloud powered by VMware」を提供開始
2021年6月24日 – By Rackspace JP
基盤の設計構築・保守運用のサポートを月額料金で提供
RackspaceのパートナーであるKDDI株式会社が、マネージドサービス「Rackspace Private Cloud powered by VMware」を、2021年6月24日から提供開始します。
このサービスは、法人のお客さま向けクラウドサービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス」(以下 KCPS)における「KCPSベアメタルサーバー」のオプションサービスとして提供されます。
プライベートクラウド基盤の設計構築・保守運用を自社で行うお客さまに代わり、月額料金にてKDDI、Rackspace、アイレットの3社で一元的にサポートし、お客さまの運用負荷を軽減します。
なぜ「Rackspace Private Cloud powered by VMware」か
5GやIoTの活用シーンが増える中で、プライベートクラウドサービスの利用が拡大しており、2019年から2024年の国内プライベートクラウド市場は年間平均成長率が28.6%で推移すると予測されています(2020年10月、IDC Japanによる調査結果)。
自社のセキュリティを担保しながら、クラウド設計の自由度が高い専有型サーバーを選択する企業は増加しているものの、仮想基盤の構築・運用をすべて自社で行うにはハードルが高いという法人のお客さまからの声も多く寄せられています。
一方で、テレワークが日常化した昨今では、膨張する通信量や通信帯域の対策のためマルチクラウド化を行う企業が増えていますが、マルチクラウドやハイブリッドクラウドといった異なる環境をそれぞれ運用するため、運用効率やエンジニアの確保など、複雑な環境ならではの運用課題が顕在化してきています。
Rackspace Private Cloud Powered by VMwareはフルマネージドのシングルテナント/専用環境のVMwareプライベートクラウドをKDDIのデータセンター内に提供します。
これにより、データの整合性を維持し、コンプライアンス要件を満たすための高度なセキュリティとデータプライバシーを提供するクラウド環境に移行できます。お客様は、日々の管理から解放され、付加価値の高い業務に専念することができるようになります。
⾼いセキュリティと優れたパフォーマンス
プライベートクラウドの管理コストや運⽤の負担を減らし、プライベートクラウドならではのセキュリティ、パフォーマンスのメリットとコストメリットを両⽴。また、パブリッククラウドのようなユーティリティプライシングとスケーラビリティのメリットも享受できます。
物理データセンターからの移⾏を実現
プライベートな環境でVMwareインフラをホスティングすることでデータ主権とコンプライアンスの要件を満たします。また、VMwareSoftware-Defined Data Center (SDDC) をサポートするシングルテナント環境で、パフォーマンスと顧客満⾜度を向上させることができます。ネットワーク仮想化、SDDC、およびクラウド管理プラットフォームにより、物理データセンターからの移⾏を実現します。